バイオレンスサマー

僕らが守ってたルールはもう無くて、ふとした瞬間に後ろめたさを感じてる

ド新規が体験した「僕らAぇ! groupって言いますねん」関西凱旋公演〜僕らと彦根で会いましょう〜

「アタシは出戻りジャニヲタのささみ。

突然自担を失って悪戦苦闘の毎日。

そんな中、突然現れた関西Jr.のハイスペックDK。

アタシの沼落ちはこんな風に始まったの!」

 


続きです。「文化祭実行委員長の恋」に乗せてどうぞ。

初めてAぇ! groupを体験しにはるばる滋賀県彦根市までやって来た都民の遠征記です。クソ長くなりました。


9月6日、Aぇ! group単独公演「僕らAぇ! groupって言いますねん」を観にひこね市文化プラザに来た。

公演を観た感想、一言で言ってAぇ! groupヤバすぎた。楽しすぎた。自分が求めるエンターテイメントってここにあったのかもしれない。

関西ローカルに押し込めておくにはもったいなさすぎるグループだった。今すぐ誰かに伝えたい!この感動を共有したい!という気持ちだった。しかしぼっち遠征民はひたすらツイッター壁打ち。


何が一番良かったかと言えばバンド演奏だったかもしれない。

私はジャニーズにバンドってそれほど求めていない。元々ジャニヲタになる前はライブハウスやフェスに通い詰める生粋のライブキッズだったからこそそう思うのかもしれない。

ジャニーズのバンドって当て振りが多いし、だったらその分踊ってくれよ〜って思うことも多々あった。自担がかなりダンス特化型だったし。それこそTOKIOやエイトレベルまでになればバンドに対する見方は全然変わってくると思うけども。


Aぇ! group、生バンドだった。びっくり。

Jr.のバンドでも生演奏するんだ。自分が知らないだけで他にも生演奏やってるJr.がいたらすみません。

生ゆえにリズムがガタつくところもあったし、正直演奏が上手い!という印象は受けなかった。しかしその粗さがまた良かった。"本気"を感じたから。これ!こういうのが見たいんだよ!ってめちゃくちゃ熱くなった。

大晴くんのベースは特に初心者感バリバリで微笑ましかった。軽音部の新入生や〜!(私はリアル軽音部出身)でも実際それくらいのベース歴なんですよね、他メンが熟練プレイヤーばかりの中とても頑張っていた。上から目線みたいで申し訳ない。


それからボーカリスト末澤誠也が思いのほか自分に刺さってしまった。まさや見に来たんじゃないんかい。

末澤誠也、ほぼ手越祐也だった。ステージの真ん中を眺めるとそこには何度か手越祐也の姿が見えた。ひこね市文化プラザに。

髪色髪型の影響も多少あると思うけど、何よりパフォーマンスが手越祐也を彷彿とさせた。こいつ絶対手越好きじゃん!?好きじゃなきゃこんな歌い方しない!って思った。あとから関西に詳しい友人に聞いたらやっぱり末澤くんは手越が好きらしい。尊先は木村さんだったけど。手越"も"好きらしい(笑)

何を隠そう私が一番好きな、というか崇拝しているデビュー組ジャニーズは手越祐也だ。世間的な印象はそんなに良くない彼だけど、自分にとっては誰よりもスーパースターであり神………手越祐也

手越フォロワーのJr.って何人かいるけど、他の誰よりも手越イズムを感じるのが末澤誠也だった。


あんまり手越手越言うのも悪いのでこのへんにしておくけど、とりあえず末澤誠也のパフォーマンス、歌がかなり好みだった。

フロントマンとしての説得力が半端ない。メンカラ赤を背負う男。真ん中に立つべき存在だと思った。なんで今まで知らなかったんだろ。

Firebird」の「Shout in the red」というパート、少クラではエフェクトがかかっていたけどライブでは完全生声だった。超〜〜熱かった!!最高のボーカリストだった!!!手越祐也のワンドゥアァ~~~!!!じゃん!!(まだ言う)

そして煽りがめちゃくちゃ上手かった。いやー最高。ブチ上がり。普通にこの人がボーカル務めるバンドのライブ行きたいしライブハウスで見たいわ。


この公演は6人それぞれがメインとなって自分の特技(?)を元にしたパフォーマンスやネタを次々繰り広げる構成だった。

末澤タップダンス→大晴ギャグ→リチャ空耳英会話→小島紙芝居→(謎のインドコーナーを挟む)→まさやマジック&ミュージカル→正門バンドみたいな。改めて並べると個性豊かすぎるな。


まさやコーナーがもう本当に楽しかった。マジックは爆笑したしミュージカルはこれぞジャニーズエンターテイメント!っていう感じ。ミュージカルについての知識は全くないのでこの感想が正しいのか分からないけど。

ここで披露されたのが「ミュージカルで予想する"令和"」という楽曲。ミュージカル要素を混ぜ込みつついかにもジャニーズなトンチキ歌詞に乗せてアイドルグループらしいわちゃわちゃ感もありガシガシ踊るパートもありの楽しいお祭りソング。

縦一列に並んで順番に一人ずつソロパートを歌って後ろで他のメンバーがピョコピョコ跳ねてるシーンがとてもかわいかった。幸せになった。

これは大半のジャニヲタに刺さるに違いない最高の演目だったから地方のちっちゃいホールでしか披露しないのもったいなさすぎる!!少クラで!やりましょう!!高い壁だが!


なんというかもう、夢いっぱいの時間だった。令和、未来、希望、夢、恋、桜、JAPONICA STYLE…(違う)

"令和"って単語に敏感なんです。自担と共に令和を幕開けできなかったから。私が最後に見た自担は平成の自担だった。

そんな中、底抜けに明るく"令和"を歌ってくれるアイドル2組に出会えたのがこの夏だった。令和はこいつらについていけば間違いない、明るく楽しい新時代を見せてくれる、そう信じたくなった。


続いて楽しかったのが謎のインドコーナー…正門大晴まさやによるトリオユニットBTC(僕たちとにかくカレー)の楽曲「スパイシーLOVE」!

BTKのネタは知っていたけど私はKポップにあんまり興味がないので特に面白さも感じず。KポップパロディBTKからインドポップ(インドポップとは)パロディBTCに切り替わったのは今回の凱旋公演かららしいですね。タイミング〜!

だってインドは最高。踊れ!モーニングカレー恋はアッチャアッチャmix〜チュムチュムを添えて〜といった感じだった。完全に好きだった。ハロヲタにBTC見せたら絶賛されると思う。

そしてまさや、いやよし子。まさかあの目細の男の子が異国のプリンセスに。今年の女装コンテスト、栄えあるグランプリは…3年Aぇ組佐野晶哉…!

かわいいかっつったら正直……だけど良いもん見た。そして歌が上手い。末澤くんとは全然違うベクトルだけど相変わらずの美声に聴き惚れてしまった。

関係ないけど正門ガンジーがめちゃくちゃ似合っててワロタ。


1公演観たあとに生まれた感想は主にこんな感じだった。たぶん。

あ、あとAぇ! groupって比較的色黒が多くて好きです。極度の色黒男子フェチなので。まさや黒くて好き。

夜公演までの空き時間は会場近くのオサレカッフェに行ってみた。パスタとドリンクとサラダとスープとケーキのセットが1500円くらいで彦根ヤベェと思った。おいしい。

手紙書いてるヲタクがまわりに数人いて、ファンレターという概念がすっかり自分の頭から抜け落ちていることに気付いた。そっか、ファンレター…書けばよかったな。


夜公演は1階後列センター。距離は近くはないもののかなり視界が良くて高まる!

1公演だけではどこがアドリブだとかが分からないので比較するのが楽しみだった。いざ幕が開いてみたらかなりの部分がアドリブだったことに気付いた。こいつらすげえぞ。

リチャのハンバーガーのくだりが特につらすぎた、死ぬほど笑った。昼とネタを変えてくるのに的確に返しができるまさやの対応力なんなん??

全体的に昼より全員がはじけてて休む暇もなくずっと爆笑させられてしまった。最高に楽しかった!Aぇ! group面白いぞ!!


角度的に昼はあまり見られなかった「Firebird」ダンスバージョンのまさやを夜はちゃんと見た。

自担のダンスよりは優しさというか柔らかさがあったけどその中にキレもあり、なかなか好きだった。自担は手脚に刃物でも付いてるかのような鋭いダンスをする男でした。大好きだったんだ〜!そろそろ未練断ち切って〜!

Firebird」って間奏でガッと腰落として下向く振り付けがあるんだけど、そこがとても好き。腰落とす振り付けがあれば勢い良く思いっ切り落とせる人が好き。まさやもそうだったから好き。


そして後半、踊っているまさやの靴が脱げた。曲中はもちろん一切気にするそぶりもなく踊り切った。SMGOだ。

曲が終わればすぐさま靴をネタに笑いに持ってったまさや。流石関西Jr.や。脱げちゃった〜テヘ〜ごめんちゃいまさや〜☆って空気感でかわいかった。いや自分にしかそう見えてなかったかもしれない。

舞台の演出上仕方ないけどこの「Firebird」は私服風の衣装で踊るんだよな。少クラみたいにギラギラのいかにもなステージ衣装着て踊るのも見てみたい。


それからそれから、ついに彼ら自作のオリ曲の感想を書きます。佐野晶哉作曲&小島健作詞のオリジナル曲、「神様のバカヤロー」「ボクブルース」について。

結成半年ちょっとのユニにオリ曲が3曲もあってそのうち2曲がメンバー自作って??Aぇ! group、我が道を行くにも程がある。


まず本編ラストにバンドセットで披露された「神様のバカヤロー」の第一印象、アイドルソングじゃねえ。これもちろんめっっっちゃくちゃ褒めてる。好きか嫌いかって言ったら超〜〜〜好き。相当気に入りました。

アイドルらしいキラキラ感なんて微塵もない、それこそ暗くてせっまいライブハウスで知る人ぞ知るマイナーなインディーズバンドが歌ってるような曲じゃん。なにこれ。アイドルの現場来てこんな尖った曲聴くと思わんよ。

脳内iTunesをフル回転させてピンと来た。あ〜〜私こういうの知ってる!a flood of circleってバンドがな!こんな感じの曲歌うんだよ!!あ〜ロックンロール!ブルース!!


曲調はもちろんだし、歌詞もなんとも退廃的で。小島健は天才か。もうほんとに何から何までロックバンドの作品なんだよな、タイトルからして神様のバカヤローだもんな。アイドル楽曲だったら神様お願い♡みたいになるでしょ(?)

末澤誠也の声がまた良いんだ、なんでも歌えるなこの人は。たった数時間で末澤全肯定botと化してしまった。

しかし私みたいなロキノン畑出身のジャニヲタ(割といるよね)ならまだしも、普通にキラキラアイドルを求めてるヲタクはどういう印象持つんだろうなーと思ったりもした。まぁそういう層はAぇに辿り着かないのか。媚びない攻めの姿勢のAぇ! groupいいぞ、かっこいい。


「神様のバカヤロー」の演奏が終わるとプロデューサーの宮崎さん(という役を関ジャニ∞横山くんが声で演じている)から6人それぞれにメッセージが伝えられる。

本人がまだ気付いていないであろう魅力についてだったり、君のこういうところがこのグループの力になっているよという長所だったり。本当に彼らのことを愛し信頼しているからこそ出てくる言葉なんだろうな、って一つ一つにグッと来た。

それを受けて6人がそれぞれ「はい、頑張ります!」と改めて決意表明のように返事をする。ベタな演出かもしれないけどさ〜熱いや〜〜ん!!エモ〜〜!!


以上でいったん本編は終了、エンドロールの映像が流れた後にアンコール的な感じでグッズのTシャツに着替えたメンバーが出てくる。ここのMCというかフリートークがとにかく爆笑ものだったw

それから二度目の「Firebird」、次はバンドアレンジで演奏。これがまた超〜〜かっこいい!!ライブハウスでガンガンモッシュしたい!!末澤誠也の歌声がすばら!(出〜〜!)

序盤のダンスバージョンと違ってこっちは2番も含めてフルコーラス。1番だけではちょっとソロパート少ないかなと思った大晴まさやにもさらにソロパートがある。しかも2番サビの歌詞がまた良い、「君が光ったら僕は迷わない」ですよ……。

そしてリチャのサックスがかっこよすぎた。こうしてメンバー自身が演奏することも考慮して元のオケが作られたのかな。サックスのリフって珍しいなと思ってた。


続けて披露されたオリ曲「ボクブルース」はキャッチーで前向きなバラード曲。こういうのはアイドルというジャンルでもたびたび耳にするような曲調、安心。

これが本当〜に優しかった。とても優しい曲。思わず鳥肌が立ったし泣きそうになっちゃった。このグループ好きになってからまだ2週間くらいしか経ってなかったのにこんなにも心って震わされるもんなんだな。

これは私みたいな変な経緯でAぇ! groupに辿り着いた人間特有の感覚だと思うけど、居場所を作ってもらえたような気がした。


春、自担が消えてから本来なら自担がいたはずの公演に一度だけ足を運んだことがあった。しかし目に映る全てが虚無、もうここに自分の居場所はないんだ、って絶望して公演中ずっと涙が止まらなかった。

ジャニーズなんて大嫌いだって何度も思ったし自担以外の全てが敵に見えたし心の奥底ではあらゆるものを呪っていた。

そんな最低な人間のことだってAぇ! groupは受け入れてくれるのかも、って「ボクブルース」を聴いて感じた。勝手に思い込んでるだけだけど、そんな風に錯覚してしまった。

Aぇ! groupについていきたいと思った。


幕が下りホールを出てきた頃にはもう高揚感でいっぱいだった。抱え切れないくらいの幸せで満たされた気持ちになった。私まだジャニーズ楽しめるよ!ジャニヲタだったよ!!

遠いし急すぎるし来るかどうかかなり迷ったけど、思い切って彦根まで飛んで本当〜〜〜〜によかった!!!最高のエンターテイメントだった。これを生で体験しないなんてもったいなさすぎる人生だった。

あらゆるタイミングがうまいこと重なってくれたおかげで私は今彦根という地にいるよ。彦根で新しい"好き"と出会うことができた。

佐野晶哉くんを見に来たつもりだった単独公演、想像以上にAぇ! groupという箱が魅力的すぎて結局6人みんなのことが大好きになってしまったのでした。

Aぇ! groupはえぇグループです!!!!!!


終演後ガンダしたらすぐバスに乗れて早々に南彦根駅に着いた。日帰り遠征ヲタクには会場で余韻に浸る時間などないのだ。

未開の地、草津駅まで電車に乗った。1時間に2本くらいしか電車がなかった気がするのでヒヤヒヤしていたけど夜行バスの発車時間まで1時間も余裕をもって辿り着けた。

近くに遅くまで営業しているショッピングモールがあり、広くて綺麗な無人のトイレで洗顔したり着替えることもできた。さっき買ったグッズのTシャツを寝巻きがわりに着た。

夜行バスに乗車したら隣に座った女の子も同じTシャツを着ていた。心の中で握手して(笑)すぐ爆睡。何事もなく定刻に新宿に帰り着いて、彦根遠征は無事に終了した。


そして私は関西担の友人に久しぶりに連絡を取っていた。Aぇ! groupを好きになってしまったから冠番組を録画してほしいと。久しぶりに連絡したかと思ったらただの乞食。最悪。

しかし彼女は女神なので冠番組の他に様々な関西ローカル番組やかつてのまさやが映っているフォトセ(もんビバまさや括りだった頃のやつ)、とあちゃんのフォトセやグッズを同梱して送ってくれた。なんというホスピタリティ……!!!

この場を借りて改めて感謝します!!!本当にありがとう!!!!!


気付いたらめちゃくちゃ長くなっててウケる。

とりあえずこんな感じであっさりジャニヲタに舞い戻ってしまったのでした。結局ジャニーズ好きなんだね。そりゃ好きだ。

しかしやっぱりまだ少し不安もある。今はこんなに楽しいけど、1年後のAぇ! groupが今と同じように誰1人欠けることなく楽しく活動ができているのかなんて分からない。縁起でもないこと言って申し訳ないけどそれほどトラウマが深い。

このまま好きでいていいのかな、またあんな悲しみと出会ってしまう可能性はないのかなってどうしても考えてしまう。


それでもアイランドTVの佐野晶哉くんのプロフィールを見ると「これからも心配ない佐野晶哉をよろしくおねがいします。」と書かれている。

信じていいかな!?本当に心配ないかな!?信じさせてくれよな!!!

心配ないさ〜〜〜〜〜〜!!!!!!


そんなこんなでめでたく自担になりました。

 

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今日も必死にお祈りするの………

 

単独コンサート当ててください!!!!!!